中古物件を購入し、リフォームしようという計画。
昨年6月にお話を頂き、メールなどでのやり取りをしつつ、10月末頃から本格的に物件探しを始めました。
最初に1500万円前後の、そこそこ程度の良い中古住宅を数件見学。あまり手を入れず、そのまま使えればということでしたが、クライアントが求める総予算と、生活スタイルにギャップがあり断念。
次に1000万円前後の中古物件。鉄骨3階建、木造2階建、長屋、鉄骨テラスハウスなどを片っ端から見学。
今回、住むということに加え、そこにショールーム的な要素が欲しいこと、さらに耐震補強を重要視されていることから、「木造2階建て、場所はそこそこ、欲を言えば古く趣ある雰囲気があれば」と方向性を決める。
物件情報を眺めていると400万円台の建物付の土地情報発見。「こんなに安い土地なら、建物解体して、新築出来るんじゃない?」と何気なくつぶやいてみたところ、クライアントも好反応。
とはいったもののこの時点ではリアリティが薄かったので、中古物件探しを継続。
様々な条件を吟味し、長屋を選択肢から外し、木造2階建ての独立住宅に絞る。
決まったエリアで様々な中古物件を見てきた中、ただ住むだけならいいかなという物件もあるんだけれど・・・。ショールーム的な要素という意味においては、全くピンとこないし、面白くない。というのがクライアントと私とで一致。
・・・いっそのこと新築を目指してみます?
「設計者と、ものづくりをされているクライアントがコラボレーションして創り上げる超ローコスト狭小住宅。」ガワをタカヤマが設計し、中身をクライアントが成長させる。そんな家づくりの計画に急遽変更。
どのように進んでいくのか、そもそも本当にできるのか?
不安も大きいのですが・・・。